2020年は熊本市出身で地歌三絃の名人として活躍した長谷幸輝検校の没後100年にあたります。そこで、これを記念して開催される「くまもと大邦楽祭2020」に加え、新日鉄住金文化財団主催による「長谷検校没後100年記念コンサート（仮）」が紀尾井ホール（東京）で開催されることとなりました。
このコンサートでは、和楽器による創作歌曲作品が披露されます。この作品の詞章*として、今回募集する文芸作品の中から優れた作品を選び、第一線の邦楽家に作曲を委嘱します。この新作邦楽曲は、「長谷検校没後100年記念コンサート（仮）」での初演後に、「くまもと大邦楽祭2020」でも披露される予定です。

*「詞章」･･･文字によって表現された言葉や文章のこと。ここでは特に、創作される邦楽作品の歌詞を示します。

1842年、現在の熊本市中央区上鍛冶屋町に誕生しました。6歳で失明し、地歌演奏家の道を選び、地歌三絃の名手として全国的に名を高めました。
長谷幸輝検校を顕彰するため、1993年から、熊本市、熊本県文化協会、熊本日日新聞社主催による、くまもと全国邦楽コンクールを開催しています。「箏曲」「尺八・笛音楽」「琵琶楽」「三味線音楽」「三曲等合奏」の五つの部門からなるコンクールは、全国の才能ある邦楽演奏家の発掘・育成の契機を作り、新しい時代の邦楽の進展に寄与することを目指しています。

熊本地震を経験した全国の中学生以上25歳以下の方
※熊本地震の直接体験者だけではなく、震災ボランティアの経験や被災者となった知人を持つなど広い意味での熊本地震をとおした経験のある方

平成30年10月31日（水）必着

原則としてEメールでの応募をお願いします。
Eメールでの応募が難しい場合、郵送でも応募可能です。

入賞　5作品　副賞　3万円

※創作するのは、一曲の邦楽作品です。入賞作品をもとに、邦楽作品創作の詞章に使わせていただきますが、その場合入賞作品1点に限らず、数点の入賞作品を合作・補作することもありますのでご了承ください。

平成30年12月ごろ、入賞された方にのみ通知する予定です。

伝統音楽を牽引する第一線の邦楽家に作曲を依頼し、2020年初旬（期日未定）に紀尾井ホール（東京都千代田区紀尾井町6番5号）で開催される「長谷幸輝検校没後100年記念コンサート（仮）」にて初演。また、2020年6月に開催される「くまもと大邦楽祭2020」でも発表予定です。

●応募作品の訂正、差し替え及び返却はいたしません。
●応募作品は他のコンクール、新聞、インターネット等に未投稿の応募者本人による作品に限ります。
●応募作品の漢字にはすべてふりがなを振ってください。
●採用作品は、必要に応じて作品の一部を補作する場合があります。
●他者の知的所有権、知的財産権を侵害しないものであることとします。
●入賞作品、入賞作品による新作邦楽作品の著作権は新日鉄住金文化財団に帰属します。
  また、その他の応募作品の著作権はくまもと大邦楽祭実行委員会事務局に帰属します。
●応募者の個人情報は、記録や広報及び入賞者への通知などに使用します。